最優秀賞
■ 制作の意図
テーマは「宇宙」無限に広がる宇宙のように、高校生の創造力は発信力、未来は無限大の可能性があることを表現しました。また、芸術文化活動や様々な人との交流の輪が、静岡から世界へも飛び出して広がるようにという思いや、芸術文化活動は異文化にも影響を与え、文化の違いを超えてつながり合うことができるいう意図を、「文化」のロケットが静岡から宇宙へ飛び出し、芸術文化活動が宇宙生物たちにも広がっていることで表現しました。
■ 審査報告及び作品講評
今年度は例年よりも応募作品数が多く、高総文祭の根幹である「高校生の文化活動」の勢いと、制作者本人の表現を大切にする熱意が、出品された作品と巧みにつながっていて大変見応えのある作品が多かったです。更に、表現方法は多岐に渡り、審査する側も、選ぶ苦しみと力作と出会う楽しみを同時に味わうことができました。
今回、最優秀賞に選ばれた浜名高校の佐口さんの作品は、『描く』ことを純粋に楽しんでいた事を感じさせる、高校生らしい表現が際立っていました。それは、ロケットを中心に展開されている構成、豊かな色彩計画にまで及ぶ素敵なこだわり、様々なところから見取ることができました。また、作品の背景をよく見ると、宇宙人と宇宙飛行士が文化活動を楽しんでいます。この細部からも、作品を離れて見るだけに留まらない、目を更に凝らして見る楽しさが潜んでいて、鑑賞者をその世界に巻き込んでしまう勢いを感じます。
ということは、この絵を見ている私たちも、この世界とつながってしまったことになります。どうやら佐口さんの制作意図に、まんまとやられたことが実証されてしまいました。
| 今年度 | 昨年度 | |
|---|---|---|
| 応募校数 | 10校 | 9校 |
| 応募作品数 | 120点 | 107点 |
(浜名高校 2年)
優秀賞
(沼津西高等学校 2年)
最近はコロナの流行が落ちつき、外出しやすくなりました。この作品は賑やかな街並みを表現しています。紫やピンクを主に使用し、華やかかつ上品なイメージにしました。静岡らしさを表現するために、三角フラスコの中に県の花である、ツツジを入れています。また、大きな富士山へ向かう道は、文化部が頂点を目指し、向上していってほしい、という思いを込めました。高校生の力で文化をより発展させたいです。
(富士宮東高校 3年)
様々な部活動が様々な地域で交流している様子を表現しました。自分の分野以外の人と交流することで、視野が広がって新たな発見を得られるところが総文祭の魅力だと思ったからです。また、「ぶんか」の文字は静岡県の有名なもの考えてデザインし、全体的にかわいらしい印象にしました。
(富士宮東高校 3年)
「過去から現在まで続いてきた文化」をテーマに作品を制作しました。配色は対象の雰囲気が出るように茶色を中心に選びました。集中線のような構図や、小物を背景のぬり方のちがいで飛び出してくるような作品になったと感じます。
佳作
(沼津西高校 2年)
この作品のコンセプトは、”passion”です。高校生が真剣に部活動に取り組む姿からは、はじけるような輝きや情熱が感じられます。それらをクラッカーがはじけているように表現しました。また、全体的にポップなデザインにすることで、令和の高校生絵をイメージし、色数を限定することで、統一感を示しています。団結しつつも一人一人の存在を認め合うことで、部活動が成立するという思いを込めています。
(沼津西高校 2年)
高文祭の賑やかで楽しい雰囲気が伝わるよう”人生ゲーム”をテーマにして描きました。マスの中には1つ1つの部活動を象徴するモチーフを入れ、部活動間の繋がりを表現しました。繋がりを通じて、活動の垣根を超え、互いに支え合い文化を継承し続けてほしいという願いを込めて描きました。このポスターの中には、静岡県らしさとして、ルーレットのまわす部分が富士山になっていたり、置かれているお金の合計が2024円になっているなどポスターを見る人が楽しめる要素を入れたので、見つけてもらえるとうれしいです。
(沼津西高校 2年)
見て楽しく、ポップな雰囲気にするために、缶バッジをモチーフとして制作しました。缶バッジは1枚1枚異なる色でぬり、1枚1枚デザインを変えることで、それぞれの部活動が魅力的な個性であふれているということを表現しました。多くの人が自分で選択して、文化を当たり前に楽しむようになってほしいという願いを込めました。
(沼津西高校 2年)
高校生の力で文化部を作り上げていくというのをコンセプトに文化部の道具が製造され、ベルトコンベアに運ばれる工程を描きました。そして文化部は運動部と同じぐらいキラキラしており、多くの魅力があります。その魅力を知ってもらえるために再度の低い背景をベースに再度の高いBUNKAのローマ字を4か所に描き、文化部という存在が目立つようにデザインしました。
(富士宮東高校 3年)
「文化」を考えた時に思い浮かんだのが、浮世絵や日本画だったので、今回のポスターは日本画風に仕上げました。絵の中にいる人物たちはいろんな時代の人物を描いたので、そこからも「文化」を感じられるようにしました。静岡のポスターということで富士山は絶対に入れたいと思い背景の構図にすごい悩みました。また、左下にある落款印の字も「静」を書いたので静岡っぽさを出すことができました。
(清水南高校 2年)
静岡県高等学校総合文化祭のポスターとして「七転び八起き」という意味のあるダルマをメインのモチーフとしてそれぞれの部活で使われる道具と共に描きました。この総合文化祭に向けて、どの部活でも失敗をしてまた挑戦をしてを繰り返してきていると思います。だるまのモデルになっている「達磨大師」は一つのことに志を持ち修行をやり遂げたといわれていて、一つのことをやり抜こうとしている高校生たちを表せたらよいと思い描きました。
(浜松工業高校 3年)
創造活動の向上を相互の理解を深めることをイメージして、1枚のカードに多種多様の部活動をとりいれた。
(浜名高校 3年)
文化に触れることは、人々をリラックスさせたり、明るい気分にさせたりします。アメリカンコミックのように何度も見たくなったり、わくわくしたりと、文化は私たちを明るい気持ちにさせてくれるのです。これから先も私たちが文化を新しく進化するように考え、たくさんの人々を楽しませることができますようにという願いを込めて描きました。
(浜名高校 2年)
静岡県の名産品であり、日本の文化の根底にあるお茶(茶道)に用いられている旧スト湯飲みに各部活を連想させる模様を重ね合わせました。その周りにいる小さな人は沢山の人が力を合わせて部活に取り組んでいる様子を表現しました。背景には不退転という意味を込めて矢絣文様を取り入れました。
(浜名高校 2年)
アリスが落ちていくのは、ずっと深い穴。そこには、文化にまつわるあらゆるものが置かれている。一度はまってしまうと、もう抜け出せない。『穴』は文化の奥深さ、『アリス』は文化に夢中になった私たち学生をモチーフにしました。
(浜松聖星高校 3年)
いろいろな部活動の多様な生徒たちが力を合わせて、1つのものを造り上げているという意図があります。そして、絵の中のロケットがまだ未完成であることにも意味があります。それは、完成するまでの過程に注目してほしいと思ったからです。打ち上げるその時までに、設計図を作って、材料をそろえて、組み立てて…という長い物語があります。このポスターを見た人が、生徒たちの物語に思いをはせ、そしてワクワクしてくれたらいいと思っています。
(藤枝特別支援学校
焼津分校 2年)
静岡県にちなんだ絵を描きました。華、魚、鳥や富士山を描いたり、楽器の絵を描いたりしました。海や波に関してはかなりの力作ぐらいの勢いで描きました。細かい部分もきれいで仕上がった時、すごく良かったです。
