静岡県高等学校総合文化祭ポスターコンクール

最優秀賞

■ 制作の意図

私がこの作品の制作でこだわったことは全体に多くの色を使うことです。カラフルに仕上げることで、どの年齢でも目をひくように工夫しました。私がときめくものはミニチュアになったキーホルダーやフィギアです。中央にあるガチャガチャには、総文祭の種目の景品がそのような形態で入っています。現代を生きる私たちにとって文化に触れるということは貴重な体験になっていますが、私たちの人生に彩りを加える魅力的なことだと私は考えています。なので、それを身近なもので表現できるようにガチャガチャで描きました。このポスターを見たあなたがちょっと惹かれるような”ときめき”を感じて、文化に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

■ 審査報告及び作品講評

今年度は県内の高校7校から出品された103点を対象に審査をさせてもらいました。どの作品も「静岡県高等学校総合文化祭のポスター」という主題に対して、作者の思い描いたイメージが様々なモチーフや描画方法で表現されており、発想の柔軟さや自由な創造性に高校生のパワーが感じられて嬉しかったです。

その中で最優秀賞に選ばれた富士宮東高校2年 石川奏穂さんの作品は、自分の“好き”に主題を引き寄せて伸び伸びと表現している秀作でした。画面全体から溢れ出すような楽しさや、新しい何かとの出会いを予感させるドキドキ感は高校生の文化の祭典にふさわしいものと言えましょう。ガチャガチャをのぞき込む人物の生き生きとした表情も、石川さんのキーワードである“ときめき”をストレートに伝えていて素敵です。

今回審査に参加してみて、モチーフを単なる記号やシンボルの羅列として描画するだけではなく、その向こう側に高総文祭が持つ魅力や熱量・存在意義といった、目に見えない価値を意識して構想を練った作品が増えてほしいと感じました。また、色彩の響き合いも見る人の心を動かす大切な造形要素です。表現したいと思ったイメージを伝えるためにはどのような配色がふさわしいのか?日常生活の中で観察と認識を繰り返し、色彩感覚を鍛えてみてください。皆さんの一層の研鑽を期待して、講評とさせていただきます。

静岡中央高校 福元 清志

  今年度 昨年度
応募校数 7校 9校
応募作品数 103点 107点
石川 奏穂
(富士宮東高等学校 3年)

優秀賞

石川 夏妃
(浜松工業高等学校 3年)

部活動の多様さや個性を表現するため、白い背景にそれぞれの部活動で使用する道具が置かれている高渦にしました。一つ一つのモチーフがどの部活を表現しているのか、見るたび新しい発見がある絵にすることをがんばりました。

辻󠄀 和叶
(沼津西高等学校 2年)

静岡県を象徴する富士山の頂上を、自分のペースで、仲間と協力しながら、高みを目指し登って成長していこう。という思いを込め部活動ごとに高校生をカタツムリに見立てて制作しました。また、インパクトあるはっきりした元気な印象を与えられるよう、黄色や青の反対色を利用しました。

奥村 天花
(清水南高等学校 2年)

文化の出発点はすべてを生み出す脳にある。あらゆる分野は異なる姿をしていても、その震源はおなじである。富士の地に集う人々の創造は山を頂へ登るような上下の価値ではなく、それぞれの熱量が横へと広がり、互いに溶け合い、混ざり合うことでひとつの大きな文化として形をとり始める。脳の奥に刻まれた記憶と今生まれる閃きが重なり、その爆発は受け継いだものを超えてゆく超越の瞬間でもある。富士の地で知も祈りも爆ぜるトキ君の鼓動もひかりとなれヨ

佳作

安藤 美月
(沼津西高等学校 2年)

岩崎 瑚々
(沼津西高等学校 2年)

大川 聖奈
(沼津西高等学校 2年)

小野 舞
(沼津西高等学校 2年)

森下 結衣
(沼津西高等学校 2年)

渡邉 夕月
(沼津西高等学校 2年)

佐野 小都美
(富士宮東高等学校 3年)

髙平 美優
(富士宮東高等学校 3年)

胸組 珠江
(富士宮東高等学校 3年)

山﨑 草生
(富士宮東高等学校 3年)

隈田 原葵
(清水南高等学校 2年)

米倉 紅愛
(清水南高等学校 2年)

筒井 菜桜
(浜名高等学校 2年)